コロナ禍により数年中止となっていた特攻平和祈念祭が大里地区で行われました。
特攻隊として出撃するも黒島に不時着した2人の兵隊さんと,献身的に彼らを救おうとした島の人たちとの実話を語り継ぎ,一年に一度「平和」について考える機会となっています。
フェリーでいらっしゃった参加者の方々は,船上慰霊祭を行ったそうです。
黒島では神事が行われ,この2人の兵隊さんにゆかりのある島の野いちごを奉納したり,玉串をお供えしたりしました。
二部では三島片泊学園,三島大里学園の児童生徒による合唱の発表がありました。そして,今年は伊集院高校の演劇部のみなさんによる「See you tomorrow」の公演が行われました。伊集院高校の演劇部は一昨年20年ぶりに同好会として演劇部が発足し,去年部への昇格が認められたそうです。
児童生徒達は,一生懸命演じる高校生の姿を食い入るように見つめていました。年齢によっては難しい内容であったかもしれませんが皆それぞれに「戦争」や「平和」について深く考えた行事でした。
児童生徒感想より
「演劇はとてもリアルで,特攻隊の人の思いが伝わってきました。世界が平和になって欲しいと思いました。」
今回,多くの方々より児童生徒にお菓子やジュースをたくさんいただきました。ありがとうございました。
また,この日の船で今年も「母の日」のカーネーションが届きました。花屋さんのない離島の子どもたちに毎年届けられる寄贈のカーネーション。その花を感謝の気持ちと共に保護者に渡すことができました。
ありがとうございました。