太平洋戦争末期,黒島は本土から出撃した特攻機の飛行ルートでした。
時に,不時着する飛行機もあり,島民たちは彼らを救助し手厚く保護したそうです。
元海軍少尉の江名武彦氏は,2004年に特攻平和観音像を建立しました。
この平和観音像がある平和公園で,関係者の方々,特攻兵のご遺族の方々,島民,大里と片泊の児童生徒と職員などが集い,特攻平和祈念祭が行われました。
今回は,お客様方が片泊港に到着されたので,三島片泊学園の児童生徒がお迎えをしました。
式の最後に平和への思いを島民の方が読み上げ,全員でそれを復唱しました。代表の方は,少年時代に不時着された特攻兵を発見して助け出した方なのだそうです。
歴史を知る方々がいらっしゃる今,この行事に参加できたことは児童生徒たちにとって,とても貴重な経験となったと思います。
最後に,平和公園にある「平和の鐘」をそれぞれ鳴らしました。
その後、大里のふるさとセンターに移動。
三島大里学園によるジャンベの演奏と三島片泊学園による合唱披露がありました。
今年も関係者の方々から,お菓子や文房具などたくさんのプレゼントを頂きました。ありがとうございました。