令和２年度

冬休みの俳句

・おおみそか　みんなでたべる　ふといそば

・ふゆのあさ　そとのせかいは　まっしろだ

・お年玉　大人になるまで　とっておく

・寒い冬　水たき食べて　ホッカホカ

・白い庭　兄と作った　雪だるま

・白き雪　見下ろす先は　青い海

・テレビ前　ぜんざい食べる　母子かな

・よふかしし　鏡のぼくが　福笑い

・大寒　荒れた海へと　ゆくフェリー

・初雪は　まだかまだかと　空見上げ

・冬の空　ひなたは暑く　陰寒い

・クリスマス　今年は来ないよ　サンタさん

・年の暮　家族そろいで　涙でる

・お年玉　嬉しい子ども　大人耐え

・新年の　人が少なき　通り道

・雪深し　手に汗にぎり　いざ勝負！

ふるさと交流会の俳句

・久しぶり　お茶で迎える　祖母の家

・こがらしに　冬着がそっと　顔を出す

・笑顔さき　老若男女　つながって

・新年の　準備を初め　障子はる

・祖母が舞う　見とれていると　秋の風

・祖母の手に　白くかがやく　おもちかな

・おばあちゃん　ぎんなんぬきの　ちゃわんむし

・ぼくと祖父　そろって歩く　秋の影

・ばあちゃんの　ラーメン食べたい　冬休み

・帰ったら　さんぽしようね　おばあちゃん

・ばあばとね　はんぶんこした　秋のあじ

・にわになる　かきをばあばと　ながめたね

・ばあばがね　そだてたかぶは　しゃりしゃりよ

・おじいちゃん　落葉のかげ　はいピース

・祖母の家　寝起きにひびく　風鈴や

夏休み俳句

・たきの雨　ならぬ風鈴　ただ揺れし

・みぎひだり　こつんとあたる　すいかわり

・夏探し　扉開けると　桃の味

・ふんすいが　つめたい風を　とんできた

・帰り道　せみに群がる　子供かな

・暑くても　大きく育て　島みかん

・恥ずかしい　人から見えない　マスク焼け

・金色の　おしりがきれい　島ほたる

・甲子園　最後の大会　全力で

・風が吹く　小さな音で　風鈴が

・草かりで　つかれた父　飲むビール

・５時のチャイム　ひびくベランダ　夏木立

・ドキドキの　線香花火　さあバトル

・炎天下　かがやく汗と　シャチホコと

・夏がえる　光にまけて　気ぜつした

・夏の雲　もくもくもくと　水面かな

お祝いの俳句

・はるのかぜ　ふいたらひとつ　おねえさん

・やる気わく　四月全てを　全力で

・あざやかな　春の教科書　背をおされ

・花開き　新しい友　山笑う

・春校舎　あふれる活気　声ひびく

・青々し　緑のそばを　風なびく

・蒲公英と　眩いばかりの　大里帽

・桜咲く　輝く舞台に　突き進め

・新天地　背中を押した　木の芽風